【所沢市こぶし町】猫たちの保護拠点「ねこねすと」改修工事レポートとご支援のお願い

現在、弊社が改修工事を担当させていただいている所沢市こぶし町の建物が、地域の猫たちのための保護施設「ねこねすと」として、まもなく生まれ変わります。
ねこねすとを進めていらっしゃるのは、所沢市でTNR活動を続けてこられた 一般社団法人ほんのりです。 本日は、ねこねすとに込められた想いと、現在進行中の施工の様子をご紹介します。
はじめに:プロジェクトページに綴られた一文
「現場で出会った、まだ小さすぎて手術もできない子猫。連れて帰る場所がなくて、過酷な外へ戻すしかありませんでした。あの子は今も、外で生きているでしょうか。」
— プロジェクトページより
クラウドファンディングのページに綴られた、この一文。このような経験を繰り返さないために、猫たちの一時預かり拠点【ねこねすと】の構想が生まれました。
1. 一般社団法人ほんのりとTNR活動
一般社団法人ほんのりは、長年所沢市で続けられてきたTNR活動を、より広く展開していくために2026年3月に設立された団体です。
埼玉県所沢市を中心に、飼い主のいない猫たちの過剰繁殖を防ぐためのTNR活動(捕獲・不妊手術・元の場所に戻す)を行っています。
1.1 TNRとは
- Trap(捕獲):地域に暮らす野良猫を安全に捕獲します。
- Neuter(不妊去勢手術):獣医師による手術で、繁殖を防ぎます。
- Return(元の場所に戻す):手術後、元の場所に戻して継続的に見守ります。
殺処分に頼らず、地域の猫の数を緩やかに減らしながら、人と猫が安心して暮らせる環境をつくることを目指す取り組みです。
2. なぜ「拠点」が必要なのか — 現場で直面してきた3つの課題
日々のTNR活動の中で、3つの大きな課題に直面してこられたそうです。
2.1 課題①:術後ケアと、子猫の保護ができない
術後は感染症予防のため4日間の投薬が必要だそうですが、預かり場所がないと「投薬を断念して放す」か「ボランティアが自腹で注射代を払う」かの厳しい選択を迫られる状況でした。
さらに、まだ手術ができないほど幼い子猫に出会っても、安全に預かれる場所がなければ、外の世界に戻すしかないのが現状です。
2.2 課題②:病院の予約と捕獲のタイミングが合わない
手術の予約日に合わせて一発勝負で捕獲を試みても、相手は生き物。どうしても捕まらないこともあります。獣医師に当日キャンセルを入れたり、支援者から託された「手術チケット」を無駄にしてしまうことが、大きな精神的負担になっていたといいます。
2.3 課題③:手術済みの子が再び捕まる「捕獲の邪魔」を防げない
地域の野良猫を確実に減らすには、その場所にいる猫を一度に全頭捕獲する「一斉TNR」が鉄則。けれど、手術を終えた子をすぐに元の場所に戻すと、まだ手術していない子を狙って仕掛けた捕獲器に、手術済みの子が再び入ってしまい、活動が前に進まない事態が生じます。
これら3つの課題を一度に解決するために構想されたのが、一時預かりと譲渡の拠点【ねこねすと】です。
3. もう一つの地域課題への眼差し
プロジェクトページで触れられているのは、TNRだけではありません。所沢周辺で実際に起きている、ある悲しい出来事についても書かれています。
一人暮らしの高齢者の方が、複数匹の猫と暮らしており、ご自身が病気になっても「自分が入院したら、この子たちの面倒を誰が見るのか」と入院を拒否し、そのままご自宅で亡くなってしまった。残された猫たちは、最終的に行政の施設へ収容された——。
「猫を見捨てられない」という愛情と、頼る場所がないがゆえに起きてしまう悲しい出来事。「病気や怪我で数日だけ入院したいけれど、ペットがいるから家を空けられない」と悩む高齢者の方は、この所沢市周辺にも決して少なくないはずです。
「ねこねすと」はまずTNRの中継拠点として始まりますが、いずれは地域の福祉とも連携しながら、高齢者の方が短期入院する際に飼い猫を一時的に預かれる場所にも育てていきたい、というビジョンも描かれています。
4. 現在進行中の施工
2025年10月の雨漏り改修からスタートした本プロジェクト。現在、床材の張り替えまでが完了しています。
4.1 これから進める工事
5月のオープンに向け、以下の工事を順次進めてまいります。
- 専用扉の取り付け:猫が脱走しないための安全設計
- 壁面の改装:衛生的に保ちやすい仕上げ
- 空調設備の導入:猫が安心して数日間過ごせる温熱環境
4.2 施工にあたって
仕様は、猫たちの動きや性格に合わせて、一つずつ相談しながら進めています。普段の住宅工事とは違う視点が必要になる場面も多いのですが、その一つひとつが、この場所で猫たちが穏やかに過ごせる空間づくりにつながっていくと感じています。

5. 「壁になり、床になり、扉になります」
プロジェクトページの最後は、こんな言葉で結ばれています。
「あなたのご支援が、所沢の猫たちを救う『ねこねすと』の壁になり、床になり、扉になります。一緒に作ってください。」
— プロジェクトページより
その壁・床・扉が、いま所沢市こぶし町で、少しずつ形になりつつあります。
6. クラウドファンディングについて
「ねこねすと」開設費用を集めるためのクラウドファンディングが、2026年5月7日(木) 20:00より、CAMPFIREにて公開されます。
6.1 プロジェクト概要
| プロジェクト名 | 外猫の過酷な連鎖を止めたい!TNRと譲渡の拠点【ねこねすと】を作りたい! |
| 主催 | 一般社団法人ほんのり |
| 目標金額 | 1,000,000円 |
| 方式 | All-in方式(目標未達でもリターンが届きます) |
| 公開日時 | 2026年5月7日(木) 20:00 |
| オープン予定 | 2026年5月下旬 |
6.2 支援金の使途
| 内装工事費 | 約60万円(脱走防止用専用扉、衛生的な床材への張り替え等) |
| 設備導入費 | 約20万円(業務用換気扇、空調設備、ケージ等) |
| CAMPFIRE手数料 | 約20万円 |
6.3 リターンについて
「いただいたご支援は、1円でも多く猫たちへ」との方針で、物品のリターンはありません。代わりに、ねこねすとで過ごす猫たちの写真レポートや、施設へのお名前掲示といった、“ねこねすとの一員”になっていただくリターンが用意されています。
▶ CAMPFIREでプロジェクトを見る(2026年5月7日 20:00公開です)
公開までの様子は、ねこねすと公式サイトでカウントダウン中です。
7. クラウドファンディング以外の応援方法
- 📱 ねこねすと公式インスタグラム をフォロー&シェア
- 🌐 ねこねすと公式サイト で、物資支援(Amazonほしい物リスト)・ご寄付方法を確認できます
8. おわりに
「TNRは、人と猫が同じ地域で穏やかに共生していくための優しい選択です。今生きている猫たちが、一代限りの命を全うできるようにするための、人間からのせめてもの愛情です。」
— プロジェクトページより
ねこねすとが、地域の猫と、ここで暮らす人とを、ほんのりとつなぐ場所になっていきますように。
5月下旬のオープンに向けて、引き続き現場の様子をお伝えしてまいります。
運営団体について
| 団体名 | 一般社団法人ほんのり |
| 所在地 | 〒359-0033 埼玉県所沢市こぶし町27-47 |
| 設立 | 2026年3月26日 |
| 活動内容 | TNR活動・地域猫支援・キャットシェルターの運営 |
| 公式サイト | https://nekonest-honnori.github.io/honnori/honnori_green.html |
| 公式Instagram | @nekonest2026 |
所沢市を中心にTNR活動を行い、「猫も人も幸せになれる地域」を目指して活動されています。
所沢の猫たちと暮らす街をつくる「ねこねすと」プロジェクトを、ぜひ応援してください。
クラウドファンディングは、2026年5月7日(木) 20:00 より公開予定です。




