Pono.HouseTokorozawa
← Journal / ブログ一覧

費用のこと、まず「幅」を知っておく

「結局、いくらかかるのだろう」。リフォームを考え始めた方が、最初に、そして一番長く悩むのがこの問いだと思います。数字がわからないまま検討を進めるのは、地図を持たずに知らない街を歩くようなもので、不安になるのも当然のことです。

ここでは正確な見積もりではなく、まず「おおまかな相場感」を持つことを目指します。相場感さえ持てれば、ぼんやりしていた不安が、輪郭のあるものに変わっていきます。

工事の場所によって、値段の幅がある

水まわり(キッチン・浴室・トイレなど)は設備そのものの価格差が大きく、内装(壁紙・床など)は面積に応じて費用が変わります。外壁や屋根は建物の規模による差が出やすい部分です。「リフォームはいくら」とひとことで語れないのは、この幅の大きさが理由です。だからこそ、まず全体の目安を知っておくことが、最初の一歩になります。

ひとつの目安として ── 平米単価という考え方

工事の規模がある程度大きい場合、1㎡あたりの単価で大まかな目安を持つという考え方があります。目安としては、1㎡あたり18万円ほどから。たとえば70㎡ほどの住まい全体をリノベーションする場合、1,260万円ほどからが、ひとつの出発点になってきます。

もちろんこれはあくまで目安で、間取りの変更の有無や、設備のグレードによって実際の金額は変わってきます。マンションか戸建てか、部分的な工事か住まい全体かによっても、幅は大きく変わります。同じような工事内容でも、依頼する会社によって金額の出し方は少しずつ異なります。得意とする工事や、仕入れの条件、体制などが会社ごとに違うためです。

幅があって当たり前、と捉えていただけるとよいと思います。ご自宅がどのあたりに近いか、なんとなくの見当がつけば、この段階では十分です。

なぜ、価格は少しずつ上がっているのか

以前と同じような内容の工事でも、金額が上がったと感じる方は少なくありません。それは、感覚だけの話ではなさそうです。

背景のひとつには、職人の不足があります。ベテランの職人の引退が進み、工事を担う人手そのものが少しずつ減ってきています。もうひとつは、世界的な情勢による資材や設備の価格上昇です。木材や金物といった資材から、キッチンや浴室などの設備機器まで、住まいを支えるものの多くは国際的な市場の影響を受けやすく、数年前と比べて価格が上がっている品目も少なくありません。「以前はもっと安かったはず」という感覚は、こうした背景から来ているものだと考えると、少し腑に落ちるのではないでしょうか。

価格を比べるときに、大切にしたい視点

最初の現地調査をもとに、まず「概算のお見積り」が出されます。ここではまだ、大まかな金額とお考えください。話が具体的に進んでいくと、あらためて詳しく調査した「詳細なお見積り」が出てきます。最初の金額が「だいたいの目安」であることを知っておくと、後の流れが分かりやすくなります。

そして、金額だけを並べて比べたくなる気持ちは、とても自然なことだと思います。ただ、値段の違いには、職人の技術力や、現場を管理する体制、施工そのものの質といった、目には見えにくい部分も含まれていることがあります。「価格」「品質」「サービス」は、よく言われる3つの要素です。安さだけを追いかけると、そのぶん、どこか別のところでバランスを崩してしまうことがあります。そう考えると、並んだ金額の意味が、少し違って見えてくるかもしれません。

比較のためにいくつかの会社から見積もりを取る場合も、あまり数を増やしすぎず、3社ほどを目安にするとちょうどよいと言われています。数字だけを追いかけるのではなく、その金額の向こうにあるものまで見てみる。それが、後悔の少ない選び方につながります。

大切なのは、最初から一つの数字に絞り込もうとしないことです。「このくらいまでなら」という上限と、「最低限ここは」という優先順位の両方を持っておくと、相談の場でも判断がしやすくなります。

おおまかな費用感がつかめたところで、次はいよいよ、実際に相談してから工事が終わるまで、どんな流れで進んでいくのかを見てみましょう。

Beginner’s Shelf

入門棚 ── はじめての方へ

リフォームが初めての方には、まずこの5本を順番に読んでいただくのがおすすめです。

CONTACT

まずは無料相談

リフォーム・リノベーションのご相談は、所沢のPono.Houseへお気軽にどうぞ。

お問い合わせはこちら
電話LINEお問い合わせ